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ホラショヴィツェ歴史地区放浪記
- in ホラショヴィツェ
- チェコ共和国
ここはチェコにある世界遺産のひとつ。南モラヴィアにあるとっても小さな村で、10分もあれば軽く一周出来てしまう広さだ。

着いてみるとホントにのんびりしたところ。村の中は観光客もほとんど見かけないし、土産物屋も無いに等しい状態。何も知らずに行けばただの農村だ。住民も「観光客に媚売る事なく質素に生活」って感じ。ここになぜ世界遺産となるほどの価値があるのかと聞かれても即答しにくいかも。
多くの家の正面にあるのが、かわいい飾りや色使いの装飾。これはこの地方独特のもので「農村バロック」と呼ばれている。都会から嫁をとる際に家を飾ったのが始まりらしくて、権力者が贅をつくして飾ったいわゆる宮廷バロック様式と違って、質素な庶民の暮らしの中から発生したことに価値があるとか。かつては近郊の多くの村に存在したらしいけど、時の流れにその多くが消えゆく中、まとまって現存することが遺産として評価された理由らしい。
村の中心にある黄色い建物は、ネポムクの聖ヨハネ礼拝堂といって1755年に造られたもの。春にはその前に「5月の木」と呼ばれる高いポールを立てて、豊かな季節の到来を祝う。現在村の人口は140人程度。建物は120軒で、ほとんどの家が建てられたのは18世紀末から20世紀中頃。世界大戦後にドイツ系住民が追い出されて人口が激減、社会主義時代には放棄されたに近い土地だったことが幸いして、そのまま農村バロックは残ったとか。民主化後人が定着しはじめてあちこちが修復され、1998年の世界遺産登録後はさらに整備が進んだらしい。
装飾はかわいいパステルカラーを基本に、花の模様から馬の絵まで様々。造られた年号らしいものも必ず描かれてるよ。何でも建物の壁は石積を漆喰等で固めたものが多くて1メートルもの厚さがある。庭には二羽鶏がいたり、無造作に農機具やら、古いつるべ井戸があったり。ホンワカするにはとても良いところ。現状ここには宿とかは無いから、どこかから移動して見学する事になるけど、滞在時間は通常2時間もとってあれば充分だよ。
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