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ゲフィオンの泉


 北欧神話の中にこんな国引きの話がある。「女神ゲフィオンに出会ったスウェーデン王は、ゲフィオンのことを気に入り、一晩でとれるだけの土地を授けると約束をした。自分一人でできることはたかが知れている考えた彼女は、4人の息子を牛に変え、スウェーデンから力ずくで土地を引っ張らせて、今のシュラン島を手に入れることができた。」


 この話を元に、アナス・ブンドゴーが20世紀初めに造った有名な作品がゲフィオンの泉なんだ。「もらってやるぜ」と凄い顔して力いっぱい気合いを入れているゲフィオンと、必死になってこき使われている息子牛達、土地を引く際に掻き分けられる大量の海水を噴水で表現し、足下からは彼女らを陥れるべく蛇が狙っている。いやはや土地を手に入れるって大変なことなのね・・・ってことか。 この像がある一帯はカステレットと呼ばれる17世紀後半の要塞跡。地図を見ると今でも星形が堀の中に浮かんでいるのが確認できるので、時代と共に崩されて公園となっていった事が容易に想像できる。泉の躍動感と周りの静けさの違いは大きくて、きれいな佇まいの聖アルバニ教会(写真上左)は存在すら気付かれないほど地味。ちなみに2001年から水漏れの修理のため噴水はストップしているみたいだよ。ここから海岸沿いの散歩道はデートにおすすめ・・・って、デンマークまでデートに行く奴はいないか・・・。

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