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チヴォリ



チヴォリのパンフレット1
チヴォリのパンフレット1



 遊園地から飲み屋まで、人を集めて商いする業種でよく使われる名称「チボリ」。そんな世界中のチボリで構成されるチボリ連合の総本山がここだ(真っ赤な嘘)。
 後の世に世界各地の遊園地や公園のお手本やあこがれのマトとなったことは事実だけど、チヴォリが造られた1843年頃は、数々の遊技施設を置いた公園ってものがヨーロッパ各地で流行り始めていたらしい。時期的にフランス革命前夜だったし、各国とも王政の中で民衆の権利や自由が語られる風潮の盛り上がりをいかに押さえるかという、権力者側の道具の一つだったのかもしれない。企画者のゲオー・カーステンセンなる人物がそれらを視察した後にチヴォリ構想をぶち上げたという記録があるらしい。が、彼は他国と違う民衆のためのアミューズメントを造ろうと考えていたらしく、最終的には思想の違いで運営から手を引かされている。さて・・・入口でチケットを買ってゲートに入るとそこで案内パンフレットをくれる。たいてい英語版を配っているので「日本語のある?」とかわいく聞いてみると日の丸のついたものが出てくるよ。
中に入ってみると、日本の遊園地みたいなストレス発散的過激マシーンは見当たらず、いっぱいの植物が目に飛び込んでくる。人はそこそこ多いんだけど、ゆったりと時間が流れていそうで、とても大人しいイメージ。家族連れで子供を遊ばせることもできるけど、どちらかというと夕方から入ってディナーでもとりながら雰囲気を楽しむようなデートをする方がお似合いかも。園内にそれ狙いの高級レストランが並んでいること自体、日本の見た目派手な遊園地とは違うね。演奏会やら野外コンサートやらパントマイムやら花火やらとイベントはめじろ押し。短い夏を精いっぱい楽しもうとするデンマーク人の子供心を忘れない大人の精神が園内に溢れている気がする。

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