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アブ・シンベル各地の情報
砂嵐のむこうのアブ・シンベルへ
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アスワンから約250Km南。エジプトとスーダンの国境に近いところにアブ・シンベルはある。こんな辺境の地にまで世界中から観光客がゾロゾロ押し寄せてくる理由はただ1つ。世界遺産のアブ・シンベル神殿を見るため。それが無ければ、まあ多分、よほどの物好きしか行ってみようとは思わないだろうところ(写真下)だな。
普通の人がここへ来るためには必ず飛行機を使う。航空会社も割り切ったもので、アスワンから飛んでいる1日数便の往復定期便は、空港から神殿へのシャトルバスつきで、しかも神殿見学時間にちょうどいい2時間だけアブ・シンベル空港で待機した後、引き返すようになっている。行きも帰りもほとんど同じ客が乗るわけだ。朝1番の飛行機が飛来するのは夜明け前。その便だと到着後に昇る朝日と日に染まる神殿(写真下)を見ることが出来るのだが、気の毒なぐらいドタバタしていた。
有名な話だけど、この神殿を含む14の遺跡をアスワンハイダム建設に伴う水没から守るため、ユネスコの巨大プロジェクトが組まれたことがある。もともと岩盤に刻まれた神殿の全てを別の場所に移すために各国が協力、4000万ドルと4年の歳月がかけられて現在の状態になった。
アブ・シンベル大神殿
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当時の首都だったテーベ(現ルクソール)から南へ500キロも離れた最果ての地に、よくまあ造ったもんだと思ってしまうこの大神殿。正面座像の高さ21メートルは、もちろんエジプト最大。それが4体も座る。岩山をそのまま彫刻し続けて30年間、紀元前1250年頃に完成したそうだ。これを造らせた新王国第19王朝のラムセス2世は「エジプト史上最も偉大なファラオ」と言われており、強い指導力で各地にたくさんの神殿やら施設を造らせたけど、それはとっても自己顕示欲が強いことの裏返しだったりで、過去の王が造った建造物にある碑銘を徹底的に自分のものに書き換えさせた人でもある。そんな彼の人生観が集大成されたものが、自分自身を神格化した巨大像だったわけだ。
アブ・シンベル小神殿
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ラムセス2世が正室ネフェルタリのために造ったと言われるこの小神殿は、愛と美の女神ハトホル神を祀ってある。大きさは大神殿と比べるとかなり小振りで、正面にある立像が大神殿内部列柱室のオシリス神より少し大きいぐらい。。。とは言っても10メートル以上あるけどね。
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