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砂嵐のむこうのアブ・シンベルへ放浪記

アスワンから約250Km南。エジプトとスーダンの国境に近いところにアブ・シンベルはある。こんな辺境の地にまで世界中から観光客がゾロゾロ押し寄せてくる理由はただ1つ。世界遺産のアブ・シンベル神殿を見るため。それが無ければ、まあ多分、よほどの物好きしか行ってみようとは思わないだろうところ(写真下)だな。アブシンベルの風景普通の人がここへ来るためには必ず飛行機を使う。航空会社も割り切ったもので、アスワンから飛んでいる1日数便の往復定期便は、空港から神殿へのシャトルバスつきで、しかも神殿見学時間にちょうどいい2時間だけアブ・シンベル空港で待機した後、引き返すようになっている。行きも帰りもほとんど同じ客が乗るわけだ。朝1番の飛行機が飛来するのは夜明け前。その便だと到着後に昇る朝日と日に染まる神殿(写真下)を見ることが出来るのだが、気の毒なぐらいドタバタしていた。ナセル湖の朝日日の出前の神殿有名な話だけど、この神殿を含む14の遺跡をアスワンハイダム建設に伴う水没から守るため、ユネスコの巨大プロジェクトが組まれたことがある。もともと岩盤に刻まれた神殿の全てを別の場所に移すために各国が協力、4000万ドルと4年の歳月がかけられて現在の状態になった。

この際、神殿は一度小さなブロック(といっても1個20トン以上あるが)に切り分けて移動、コンクリートで作った巨大ドーム(写真下)の壁面に張り付けられた。ドームの中は空洞で、岩をくり貫いて造られていた至聖所も、そのままの形で見られるような工夫がなされている。アブシンベル神殿の裏側切り刻まれたものが、ちゃんと元の通りに戻されたからとはいえ、果たしてオリジナルなのかどうかはちょっと疑問のような気もするけど、1972年に元の場所から位置関係をそのままに北西へ約210m、標高は65m上へ移動が完了。元の場所の時と同じように、2月22日と10月22日の2日間のみ、朝日が神殿一番奥の至聖所にある御神体に射し込む。えぞりすが辿り着いたのは2月の11日。朝日は少し右にずれて御神体には届かなかった。ナセル湖の夕暮れ神殿だけでなく、ナセル湖から蒸発した薄い雲が光を受けて、このあたりの朝焼けと夕焼けは格別に美しい。人工物の騒音がゼロの静かな夜と合わせて、一度アブ・シンベルに泊まって体験することは絶対のお勧めだ。夜に神殿で行われる音と光のショーも見ることができるメリットもある。たとえ朝起きが苦手でも、アブ・シンベルの見学は午前中が良いだろう。午後からだと方角的に神殿正面には日がほとんど当たらず、時間によっては逆光で良い写真が撮れなくなる。

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