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ベーカー街とシャーロック・ホームズ放浪記
- in ロンドン
- UK イングランド
ロンドンの名だたる観光地の中で、地名としてはとっても有名なのに、実際に訪れる段になってみると意外なほど忘れてしまうのが、ベーカー・ストリート(ベーカー街)ではないだろうか。ここは世界的に有名なあの名探偵、シャーロック・ホームズが活動拠点にしていた...... ことになっている場所なのだ。
ベーカーストリートは地下鉄が4線も交差している場所にある駅なので、ロンドンのどこからでも訪れやすい場所だ。駅から地上に上がったところにあるし、北南方向に走る比較的広い通りなのですぐに分るだろう。さっそくストリートを北側に歩いてみる。するとホームズの銅像や、彼の名前にちなんだらしいお店をパラパラと見ることができる。一見はごく普通の古びた街並みだし、日本のようにそれ一色でないところがおしゃれでいいなと思う。なのでベーカーまんぢうやホームズ漬はどこにも売っていない(あったらごめんなさい)。
しばらく行くと通りの左手にあるのがシャーロック・ホームズ博物館だ。そもそもホームズは、アーサー・コナン・ドイルが1887年頃から創作した探偵小説の登場人物。作品では助手のワトソンと共に下宿していたとされる、ハドスン夫人所有のアパートは「ベーカー街 221b」にあったことになっている。もちろんベーカー街221bは架空の場所であり、小説発表当時は存在しなかったが、その後の地番拡張行政で実在する番地になってしまったとのこと。しかし実際のその場所には普通のビルが建っていて、この博物館自体は残念だが少し離れたところに、当時下宿屋だった建物を利用して1990年に造られたらしい。博物館の中に入ってみると、作品世界を忠実に再現した部屋が幾つも用意されている。下は通りを見渡す2階にあったとされるホームズの書斎。調度品はもちろん、「小さな部屋」「2つの窓から光が入る」などの条件を小説の記述から割り出し再現したとのこと。
世界中に熱烈なファンがいる作品を扱うこの博物館。訪れるであろう、いわゆるホームズおたくたちのためにもかなり満足いく内容でないとダメだろうから、展示物は作品設定を研究しつくして忠実に再現しているのだろう。上は恐喝屋チャールズ・アウグストス・ミルバートンと不意討ち襲撃屋のシーンだ。ファンにはたまらない場所だろうし、1階はギフトショップなのでマニアックなお土産もバッチリ。写真も取り放題で、ホームズの椅子には座ることもできた。
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