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エローラの石窟寺院群放浪記

 デカン高原の北部、サトプラ山脈にあるエローラは、7世紀から9世紀にかけてラーシュトラクータ王朝の首都だった所。広範囲に広がる石窟群は、そのころに造られたものだとされていて、数は全部で34ある。南から順番に番号が振られているけれど、必ずしも建立年代順とは一致しない。アジャンタと同じように、それぞれの石窟は1枚岩をノミで削るようにして造られている。つまり構造自体と彫刻や仏像が上から下まで全部が繋がっているわけで、その緻密で気の遠くなるような作業には、想像を絶する苦労があったろうと思う。エローラの石窟寺院群10号窟

エローラ石窟寺院群 10号窟内ヴィシュワカルマ 南の1号窟から12号窟までは仏教の石窟寺院。インドで仏教が衰退しはじめた頃、祈るための仏像が主体になっている、いわゆる大乗仏教下のもの。ほとんどが僧院として造られているんだけど、10号窟(写真上)は別名「ヴィシュワカルマ」と呼ばれる祈りの空間で見応えがあるよ。11号窟、12号窟(写真下)は、他とは違って3層構造のアパートのようになっていて、仏陀のいろいろな異なる姿を見ることができるところ。場所によってはヒンドゥー教の影響を色濃く受けていたりする。エローラの石窟寺院群11号窟 外観エローラの石窟寺院群11号窟 仏陀像エローラの石窟寺院群11号窟 閉ざされた部屋エローラの石窟寺院群11号窟 仏陀の変化エローラの石窟寺院群11号窟 仏陀像 13から29号窟はヒンドゥー教のもので、主に9世紀に造られたらしい。どれも石窟スタイルだけど、中央の16号窟(写真下)「カイラーサナータ寺院」だけは、ほかとはまったく違う造りなんだ。なんといっても凄いのは、寺院一つを、石を積んだのではなく、岩の中から丸ごと削り出しながら装飾を加え完成させていったものだということ。このために54,000立方メートルの岩が削り取られた計算になるそうだ。着工はクリシュナ1世の命で8世紀の中頃。一つ削り間違えただけで全部がパーになるような作業を100年がかりでやったというのだから驚くばかり。エローラの石窟寺院群16号窟 入口エローラの石窟寺院群16号窟 中庭 エローラの石窟寺院群16号窟 入口近くの彫像エローラの石窟寺院群16号窟の構造物 楼門をくぐると、全体がシヴァ神の住処であるカイラス山をイメージしているといわれる寺院が姿を見せる。壁面から内部に至るまで神様やその化身たちが彫り込まれ、眼前に壮大なヒンドゥー宇宙が広がるが如くだ。ラーマヤーナやマハバラータのストーリーが刻まれたレリーフ等もはとくにすばらしい。エローラの石窟寺院群16号 カイラーサナータ寺院1エローラの石窟寺院群16号 カイラーサナータ寺院 壁面の彫刻エローラの石窟寺院群16号 カイラーサナータ寺院 俯瞰 寺院の中に足を踏み入れると、やはり彫像や装飾豊かな柱などが連なる。そして奥の中央には、意外にもシンプルなご神体のリンガが据えられていて、今でもお祈りを捧げる人が絶えないらしい。エローラの石窟寺院群16号 カイラーサナータ寺院 内部エローラの石窟寺院群16号 カイラーサナータ寺院 内部ご神体 ここはエローラのハイライトだ。バスの駐車場から最もアクセスしやすい場所にあるけど、見るのは最後にとっておいたほうがいいかもしれない。

 さて、30から34号窟は少し北に離れて位置している。これらはエローラ石窟群の中では後期に造られたもの。どれもジャイナ教の石窟で、当時、ラーシュトラクータ王朝のアモガヴァールシャ王がジャイナ教を支援したため制作が開始されたと伝えられている。ジャイナ教石窟寺院の特徴は非常に細かで芸術性豊かな彫刻が施されていること。特に祖師ティールタンカラの像がある32号窟(写真下)は保存状態もよく見応えがあるよ。エローラの石窟寺院群 32号窟近辺エローラの石窟寺院群 32号窟の彫像1エローラの石窟寺院群16号 32号窟の彫像2エローラの石窟寺院群 32号窟の本殿 エローラは、石窟観光の基地アウランガバードから車で1時間、約25キロの距離。

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