エレファンタ島の石窟寺院放浪記
- in ムンバイ
- インド共和国
「エレファンタ」という島の名前は、やってきたポルトガル人が上陸した時に大きな象の石像を発見し、彼らがそう呼ぶようになったことに由来する俗称で、元々「ガーラープリ」という名前があったのだとか。石窟がいつ頃から彫られ始めたかなどのはっきりしたことは分かっておらず、6世紀前後とするのが有力な説だとか。で、観光客が真っ先に目にする、ぽっかりと空いた第1窟の北側に面した入口は、発掘などの作業のために開けられ、後年に観光用に整備されたものらしい。本来の寺院の設計では出入口は東側だ。
中に入ると、石柱に支えられたかなり大きな空間が広がる。そして正面にどんと巨大な三面像が。日本にも三面の観音様などがあるが、日本に伝わった仏像様式とも多分ルーツは同じなんだろう。ちなみに、この像の3つの表情は破壊・歓喜・調和を表すらしい。
石窟内は壁面を中心として、石像やレリーフなどが。ほとんどはヒンドゥー教の破壊の神シヴァを表現したもので、その多様な姿が一面に見て取れる。とても細かい細工が多くて見どころ豊富ではあるが、全体的に保存状態が悪いのが残念。そんなマイナス要素をさっ引いても、圧巻であることは確かだ。
さて、せっかくカメラチケットを買ったのだから写真も撮るんだが... 暗い。三脚禁止だから手ブレするのでフラッシュを使う。すると岩に含まれる鉱物が反射して、なんだかよくわからん状態になってしまう。ここはフィルムカメラでは撮れません。手振れ補正機能のあるデジカメならば大丈夫かしら。まあ、今どきフィルムカメラ使うのはえぞりすぐらいかも。お金無いからデジ一買えないんだ〜(汗)。と、心のシャッターを押した(激古)。
なので、下は神様のなんだか分からんバージョン。
それにしてもヒンドゥー教の神様の数はものすごい。日本でも八百万(やおよろず)の神という信仰があるが、ひょっとしたら、このあたりの考え方が伝わったのかもなあと思えてしまう。仏様もキリスト様もヒンドゥー教の神様としてちゃんと存在するというのにはびっくりだ。そして古代叙事詩「ラーマヤーナ」で語られる神話もざっと彫りこまれているらしいが、知識レベルの低いえぞりすには複雑すぎてわかりませんでした。勉強して出直します。
中央からちょっと西側に、四方を神様で囲まれたリンガがあった(写真上)。これがヒンドゥー教のご神体だ。
これだけの寺院が植民地時代に異国の民に荒らされた歴史はとても残念。これからは変わらずにいつまでも残ってほしいなあと思いつつ、えぞりすはまた日干し連絡船に乗ってムンバイへと引き上げましたです...
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