ウランバートル放浪記
- in ウランバートル
- モンゴル
首都ウランバートル郊外の国際空港に降り立つと、とたんにミルクとカモミールの香りが漂ってくる... ぐふふふ。牧畜用動物の天国とかハーブの宝庫なんてうわさは誇張ではないようだ。ワクワクだな。ぐるっと見渡すと、それなりの空港施設はあるものの、滑走路は草原の延長のような感じのところ。土地にはかなり余裕があるらしい。
モンゴルの首都ウランバートルは1300mの高地にあって、人口は約100万人。主な宗教は仏教。かつては共産主義国で宗教は認められていなかったが、90年代に入ってからの民主化以来、モンゴル仏教の中心地のガンダン・テクチェンリン僧院(写真下)を訪れる人はとっても多い。
狛犬は日本と形はほぼ同じだが、色彩豊かでちょっと沖縄辺りにものに似ている。一度回すことでお経を一巻読んだのと同じ御利益があるといわれるマニ車は長蛇の列。五体投地のための板などが並べて置いてあって、全体としてはチベット仏教ほぼ同じと考えても良さそうだ。
ウランバートル市内の見どころといえば、スフバートル広場の像や下の「自然史博物館」ぐらいだろう。モンゴルの東にあるゴビ砂漠近辺では、今も恐竜の化石が盛んに発掘されている。ここにはそこから出土した化石とモンゴルの自然についての展示があるが、文字表記がキリル文字かモンゴル文字なので、何がなんだか分からなかった。かつては恐竜はもちろん、サイなどのホ乳類がいた時代もあったようだ。
街の中にはトロリーバスの架線が張り巡らされて、日本から輸入した中古車が塗り直されないまま走り回っていた。質の良い日本製であることをアピールするためにワザとそのまま使うのだそうだ。とはいえ、大草原を爆走するトラックが飛脚のマークだったりするので、せっかくの"モンゴルへ来たぜ感"が削がれてしまうことも確か。
モンゴルはこの15年、近代化を目指して国を挙げた努力を続けている。他所の国の都会人がこの国に求める豊かな自然とシンプルな生活。皮肉なことだけど、彼らは今それを必死に捨てようとしているわけだ。捨ててしまわないとその大切さに気付かないのだろうけど... もちろん、その時にはいろいろなことが手遅れなのだが、我々にはその行為を止める権利はない。りすとしては人間同士なんだからなんとかしろと言いたいところだけど。
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